活動日記

2023/12/26

森友公文書改ざん問題

森友学園をめぐる公文書改ざん問題で、自殺した元近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻雅子さん(52)が、当時の財務省・佐川宣寿理財局長に賠償を求めた裁判の控訴審で、大阪高裁は「佐川元理財局長に賠償責任はない」とし、雅子さん側の控訴を退けたという報道。私は、この報道に国・政府全体で森友問題を闇に葬り去ろうという意図が見えてなりません。

森友学園問題といえば、元安倍首相の妻明恵氏が、その小学校の名誉校長に就任していた関係で疑惑をもたれ、安倍元首相が「この問題に私や妻が関係したという事になれば、私は首相も国会議員を辞める」と発言した事から、公文書の改ざんが始まったと言われています。しかし、赤木さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」で改ざんが組織的に行われた事が判明したのです。しかし、赤木さんの死で真実は今もって明らかにされていません。

もし、私が赤木さんの立場であれば、上司の命令に従い改ざんをしていたと思います。また、赤木さんと同じように、やってはいけない仕事をした事で苦しんでいたでしょう。そう思い、本人や妻雅子さんの無念さを考えると胸が締め付けられます。

それにしても、一連の報道を見ると“国家権力は強大で、一個人などの運命はどうにでもなる”という恐ろしさも感じます。また、裁判で元財務相理財局長が最後まで真実を語ることなく、最後に雅子さんに述べた「謝罪や経緯を説明する道義的責任はあるものの、法的に謝罪や説明する義務はない」と言葉に、佐川氏は血も涙もない人間なのか?とも思いました。

佐川氏が、もし道義的責任を感じるのであれば、赤木家の仏壇に手を合わせる気持ちを持って欲しいと思います。そして、雅子さんには、赤木さんの無念さを晴らすために最後まで頑張って欲しい。

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