活動日記

2024/04/23

橋下氏の無責任な発言

 大阪府知事と大阪市長を歴任したの橋下徹氏が、テレビ番組で大阪・関西万博に関し「赤字が出たら大阪府と市で持ったらいいじゃないですか」と発言したのを見て、相変わらず無責任発言をする人間だという思いです。

万博の開催まで残すところ1年ですが、建設費や人件費の高騰などで各国の会場建設が遅れています。また、日本の会場建設費は当初の1250億円から2350億円と増額され、運営費も809億円から1160億円に膨れ上がっています。それに加えて問題なのは、日本国民や世界において“万博機運”が盛り上がらず、国内のチケットの販売が進んでいない事です。

そのような中、この万博の提案者である橋下氏が、「赤字なれば大阪府と大阪市が赤字を補填すればよい」という無責任な発言に大阪府民や市民はどう思うのでしょうか?もともと、万博の費用負担は国、府・市、財界がそれぞれ1/3を負担する取り決めがあります。また、府・市が独自に出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の出展費用については府・市が約118億円を負担する事になっています。

橋下氏は、「自分は政治から身を引けば、政治に対して何も発言しない」と言っていたのにもかかわらず、テレビで政治のコメンテイターとして発言を続けています。元大阪府知事で大阪市長を経験し、更には万博の発案者の橋下氏は「赤字分については、国と財界と話し合って負担分を決めていく」という責任ある言葉を述べるべきです。橋下氏のあまりに“無責任な発言”に多くの大阪府民や市民が怒っています。私は、テレビという影響力の大きい媒体を使って“府や市を私物化しないで欲しい”という不愉快な思いです。

  • Facebookページへ
  • Twitterへ