活動日記

2023/09/03

汚染水と処理水の違いは?

先日野村哲郎農水大臣が、福島第一原発の処理水問題で、漁業関係者への支援策について協議する会の後で「汚染水のその後の評価などについて情報交換をした」と記者団に語った事が問題になっています。その後野村大臣は、処理水というべきところ汚染水と発言した事の謝罪と訂正をしました。その際「なぜそのときに汚染水と言ったのか、私も自分で言ったということを、もう全然記憶になかった」と弁明していましたが、全く呆れて言葉も出ませんでした。農水大臣が、“処理水と汚染水”を言い間違えたこと自体大臣失格です。岸田首相のいう“適材適所”とは何なのだろう?という思いで、首相の任命責任も重大です。

ところで、農水大臣と言えば国民の食の安全と安定供給を担う重要なポストです。さらに、現在は中国が日本の水産物を全面禁輸や様々な嫌がらせの中で、日本の漁業関係者を救済すべき責任がある立場です。それにも係わらず、中国が盛んに使っている汚染水という言葉を発すること自体大臣としての緊張感もなく失格で、岸田首相は一日も早く野村大臣を更迭すべきです。

* 処理水 : 放射性物資を含む汚染された水をALPS(多核種除去設備)などを用いて浄化処理を行うことによってトリチウム以外の放射性物質について、環境放出の際の規制基準を満たすまで浄化したのことをいいます。

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