活動日記

2023/09/02

防災の日

100年前の9月1日は、死者・行方不明者約10万5千人と、国内の自然災害で最悪の犠牲者を出した関東大震災が発生した日です。この日は「防災の日」として各地で防災訓練などが行われ防災意識の高揚を図っています。特に、近いうちに首都圏直下型地震や東海沖地震の発生が予測されていますので、特に行政機関は避難計画などの見直しなども真剣です。私は、自衛隊勤務の時の災害派遣の経験やその後の阪神淡路大震災(1995年)東日本大震災(2011年)の被災地を視察して、いつ大地震が起きても自分の命を守る為の「心の準備と物の備え」が必要だと痛感しました。行政側も、これまで建物の不燃化や耐震化を積極的に行っています。

しかし、検討を急がないといけないのが「群集事故」です。この群集事故とは、将棋倒しやドミノ倒しともいわれる無秩序な集団によって発生する事故で、災害に誘発された集団パニックの際に発生しやすいものです。最近では、韓国でのハロウィンの事故、明石花火歩道橋事故が記憶に新しいところです、都市部で大きな地震が起きて火事や津波などの来た場合などは、避難施設に急ぐ人たちで混雑しこのような事故が起きる恐れがあります。埼玉県は東京都内から避難する人たちで混乱しますので、主だった橋に警備員を配置する計画を立てて、群集事故を防ぐ必要があると考えます。

普段の避難訓練などは、市の職員などの統制のもとに整然と避難が出来ていますが、実際は多くの人が避難の為に群集化し、混乱する恐れがあります。この点は、行政側だけでなく市民・町民の皆さん自身も普段から考えておくべきことです。そうすることが災害時の冷静な行動につながりますので、市民への「群集事故防止への心構え」についての啓発活動も行って欲しいと考えています。

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