池袋暴走事故で、東京地裁が飯塚幸三受刑者（９２）に対し、遺族の松永拓也さんへ賠償金約１億４，６６０万円を支払うよう命ずる判決が出ました。そのことで松永さんに対する心無い誹謗中傷が続いています。一昨日の私のブログで「事件直後は、SNSなどで松永拓也さんに対する誹謗中傷が多く投稿され、松永さんを始めご遺族の皆さんを傷つけました。松永さんの心の傷はなかなか癒えないとは思いますが、誹謗中傷のような卑怯なことはやめて、お二人のご冥福を祈りながらご遺族を静か温かくに見守って上げましょう！」と投稿しました。

しかし、警視庁に「自分は暴力団。歳のいった飯塚にお金を払わせるのはおかしいので、近いうち松永を殺す」という殺害予告などがあった事が報道されました。また、SNSへも「高齢の受刑者に賠償金を支払わせるのはおかしい」という趣旨の書き込みが多くあるとの事です。賠償金は、保険会社が支払う事になりますが、飯塚受刑者には年齢に関係なく、服役してきちんと罪を償ってもらいたと思います。こうした遺族に対する筋違いの心ない誹謗中傷に対しては、警察はしっかりと対応し、脅迫罪や名誉毀損罪、侮辱罪などで立件して刑事責任を問うべきです。

　改めて、皆さんと一緒に亡くなられた母子のご冥福を祈りながら、ご遺族を温かく静かに見守りたいと思います。