活動日記

2022/04/22

現職教師による教育現場の話

昨日は会派の勉強会で、学校現場で不登校・ひきこもり生徒の指導に取り組む現職の高校教師とスクールソーシャルワーカー(SSW)の話を伺いました。現場では、様々な理由で不登校になる生徒がいて、1人1人に対する対応の仕方も違っています。その様な中、不登校の生徒がひきこもりにならないよう教育現場で奮闘している教師・SSWの苦労の実態が分かりました。ある母子家庭の生徒は、母親が精神疾患で祖母が母親と子ども達の面倒を見ています。男子2人兄弟で兄が中学校卒業後ひきこもり状態、高校生の生徒は中学から不登校が続き、高校に入学してもほとんど学校に行けていない状況です。このケースから、子どもの不登校やひきこもりは、一生懸命学校だけが取り組んでも解決できないという事が分かりました。

家族全体を支えて行かないと不登校・ひきこもりの問題は解決しないという事です。即ち、教育(学校)、福祉(高齢者、ひきこもり、生活困窮など)、医療(精神疾患や病気など)、労働(就労支援)の多職種間による重層的な支援が必要な事を改めて認識しました。先程の高校生には一体どの支援をする事が、将来しっかり自分の道を歩けるようになるのか、現状として何からやっていけば良いのか、課題は沢山ありますが、少しでも解決の方向に近づけたいと思います。

大変有意義な勉強会でした。

*スクールソーシャルワーカー(SSW):児童・生徒が生活の中で抱えている問題、例えばいじめ、暴力行為、虐待などの問題の解決を図る専門職。

4月21日(木)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は2,986人(20日:2,725人)と、ここ2~3日増加傾向にあります。一方、一般病床使用率は29.6%(前日:31.2%)、重症者病床使用率は6.2%(前日5.1%)と若干減少傾向にあります。最近の傾向は、都市部では減少傾向にある一方、地方では感染が広がっている事です。今後は、第3回目のワクチン接種、特に若者に対する接種を推進する事が課題です。これからも、緊張感を持って生活して行きましょう!

*4月21日(水)発表の新規感染者:白岡市2人、宮代町0人、蓮田市0人、久喜市56人

  • Facebookページへ
  • Twitterへ