活動日記

2020/12/06

県立病院が独立行政法人へ

埼玉県立がんセンターを始めとした4病院が、この12月議会で”独立行政法人“化が承認され、来年4月から移行される予定です。これまで、この4病院は民間病院では対応が難しい医療分野を担ってきました。しかし、現在の体制では医師の給与や病院の定数の変更などは全て県議会の承認が必要で、社会の変化やニーズに追いついていけない状況になっています。さらに、現在4病院は赤字(昨年度:15億円赤字)経営で、医師の数も定数を約20人も下回っていて人材が集まっていない状況で、病院体制の改善や経営の柔軟性が求められています。今後は、独立法人化によって病院側の独自の判断で柔軟な運用が可能になり、待遇の改善で有能な医師の確保につながります。その結果、様々な病気への対応が可能になり患者の増加にもつながります。現に、全国で独立法人化した病院の約75%が経営の改善が見られたとのデータもあります。埼玉県も医師の少ない現状など、医療体制の改善が期待できます。

*埼玉県立4病院 : ①がんセンター(伊奈町) ②小児医療センター ③精神医療センター(伊奈町) ④循環器・呼吸器病センター(熊谷市)

さて、12月5日(土)の県内の新規感染者数は168人で、4日連続150人を越えていますので医療体制が逼迫している事は間違いありません。特に、通常の手術や緊急患者への対応ができなる事が心配です。また、県内の高齢者施設でのクラスターが多数発生しています。そして、陽性率に至っては11月上旬には3%以下でしたが最近は6%まで上昇していますので、市中感染が広がっている状態です。今後年末年始にかけて忘年会・新年会などは出来る限り中止にして、各自が感染防止に努める事が大切ですね!

  • Facebookページへ
  • Twitterへ