２月１９日に開会した埼玉県議会が昨日（２６日）閉会しました。令和３年度一般会計予算２兆１２００億円が本会議で承認されました。また、当初自民党が反対していた「大野知事の期末手当を１年間支給しない条例」と「副知事を１名追加する人事案件」も最後は自民党が承認に転換して無事可決されました。特に、前回は自民党だけが反対しましたが、大野知事の「県民に少しでも寄り添いたい！」という強い決意で新たに提案した条例が可決し、知事も満足そうで良かったです。

ところで、県議会から政府に提出する意見書は、これまで外交問題は出せないという独自（自民党独自）のルールがあり、これまで私たちが提出して来た尖閣諸島、北方領土問題、ウイグル人の人権問題など全て却下されてきました。そこで、今回は世界的に大きな問題になっている「ウイグル人の人権問題」を取り上げ、本会議で”動議（議会中に予定議案以外の議案を議員が提出する事）“という形で提案しました。表題は「ウイグル人などの少数民族への人権弾圧に強く抗議し、日本版マグニッキー（制裁）法の成立を求める意見書」で、県議会から日本政府に提出しようというものです。しかし、自民党と公明党の反対で意見書の提出自体否決されました。まずは、この問題は県内に住む約１００人のウイグル人の人権問題でもあります。それは、本国にいる家族が人権弾圧されているばかりでなく、県内のウイグル人たちも脅迫を受けている実態があるのです。一概に外交問題だから地方方議会から政府に意見書が出せないという独自のルールは改めるべきです。私たち会派の今回の”動議“で議会の古い体質が少しでも改善できるよう願っています。

３月２６日（金）：①埼玉県の新規感染者数は、１３５人（２５日：１１３人）　②重症者４０人（昨日：４３人）③自宅療養者数２５９人（昨日：２６７人）　④入院患者の病床使用率３３．１％、入院者数４８９人（昨日：３４．１％）　⑤重症者病床使用率２６．７％（昨日：２８．９％）　⑥死者３人（合計６９４人）です。昨日は、飲み会を行った２０歳代のグループから５人の感染者が発見されました。感染拡大防止の為に、この週末の花見などでの飲み会などは避けるようにしないといけません。天気予報では、今日の土曜日は天気が良く日曜日は雨のようですが、緊急事態宣言解除＝安全ではない事を徹底すべきだと思います。また、政府が実施をしようとしている「ＧｏＴｏトラベル」は慎重に検討すべきです。

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