活動日記

2024/01/11

羽田空港の事故報道に疑問

去る2日に羽田空港の滑走路で起きた日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機同士が衝突事故に関する報道に関して疑問を感じています。最初は、海上保安機の機長の聞き間違いによる判断ミス。→管制官の画面上の信号見落とし。→日航機の機長が海保機を見落とした。等などの推測と思われるような報道が続きました。

そして、今回は「関係者によると、管制官は、外国機の後にやり取りを始めた海保機に対して『ナンバーワン』と伝えており、被災地支援に向かう海保機の出発を優先させた可能性があるとの報道です。

現在国交省の事故調査委員会が原因を調査していますが、報道機関が経緯を知りたいがあまり、中途半端なニュースで記事が二転三転し、SNSなどでは個人責任の追及に至るような投稿もあります。今回の事故では、残念ながら海保機の機長を除く乗員5人が犠牲になりましたが、一方では、日航機が衝突後の火災の中一人残らず脱出できたのは奇跡!との日航機乗員に対する称賛の報道もあります。

事故調査委員会の調査結果が12日に公表されると聞いていますので、正確な原因そして事故防止対策などを待って、二度と同じような事故が起こらないような冷静な報道をして欲しいと願っています。

最後に、救援物資を積んで被災地に向かう矢先に事故に遭い犠牲になられた海保職員の方々のご冥福を心からお祈りいたします。

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