活動日記

2022/04/04

肝炎ウイルス検査体制について

約70年くらい前には、結核予防で乳幼児に予防接種やツベルクリン反応検査を実施した際、注射針や筒が使いまわしされていました。その結果、全国で約45万人埼玉県では約2.5万人(推定)がB型肝炎に感染してしまいました。そしてその人たちは長年苦しみながら、原因である国を訴え続け、菅直人元首相の時に救済制度が創設されました。その原告団埼玉県代表の鈴木和彦さんは、肝炎は検査を受ける事により早期治療で重症化を防ぐ事ができると訴え、全国の大学などで講演をしながら活動もされています。白岡市内にお住いの鈴木さんとは時々意見交換を行っていますが、今回埼玉県内の検査対象や状況などの説明を受けて、県内の検査体制が市町村ごとにバラバラで、受験率が極めて低い事が分かりました。今後は県が主導的に市町村を指導して受験率を上げる事が重要である事を改めて認識しました。今後は、県議会でもこの問題も取り上げて、県内の検査体制を整備して行くために努力していきます。

4月3日(日)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は3,702人(2日:3,244人)と一進一退です。一般病床使用率39.1%(前日:39.9%)、重症者病床使用率は10.3%(前日:11.3%)もほぼ横ばいです。しかし、全国で見ると前週に比べて感染者数は増加傾向にあります。また、東京都では昨日の新規感染者数は7,899人で前週から比べて118.0%も増加しています。専門家は、”5月の大型連休後は間違いなく第7波となって感染者数が増加してくると予想される”と明言しています。今後は花見や行楽客の増加などで人の流れが多くなりますので感染者数は増えてくると思われます。3密を避け、引き続き気を緩めず基本的な感染防止策をしていきましょう。

*4月3日の新規感染者数 ①白岡市:20人 ②宮代町:14人 ③蓮田市:18人 ④久喜市:14人 ⑤伊奈町:12人

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