活動日記

2024/01/27

能登でのメガソーラーの被害

能登半島地震の被災地の七尾市と能登町の3ヶ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が、地震による斜面崩落が原因で損傷する被害を受けたようです。また、日光が当ると破損していても発電し感電する恐れがあるので、近づかないよう注意を喚起しています。

ところで、メガソーラーといえば、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流の原因は、メガソーラー建設時の“盛り土”が原因ではないか?と言われています。また、埼玉県小川町ではメガソーラーの建設が「自然環境を破壊する」、あるいは「防災上問題が多い」など住民や町議会での反対が多数を占めて計画がとん挫しています。

これから、化石燃料を減らすには太陽光を利用する事は大事です。一方では、メガソーラーは、建設場所・工法によっては自然を破壊し、土砂災害の発生など防災上の問題も言われています。また、家庭用のソーラーパネルも、地震により配線などが損傷すれば火災を発生したり感電する恐れもあるという、デメリットも知っておく必要があります。

更に、ソーラーパネルの寿命は約20年と言われ、その産業廃棄物の処理が問題になっています。全国で2040年度には年間約80万トンもの太陽光パネルの破棄が予想されていて、埼玉県でもその処理問題がクローズアップされています。私もかつてこの処理問題を県議会で取り上げ、現在県の環境科学国際センターが主体で処理要領などの検討が進められています。太陽光パネルには、有害物資(リンなど)が含まれていますので処理要領・廃棄が難しい面があるようです。

埼玉県でも太陽光パネル設置を推進していますが、環境問題や安全性を十分に検討しているのかも含めて、これからも注視していきます。

  • Facebookページへ
  • Twitterへ