活動日記

2024/01/28

防災士に向けて(1)

27日(土)~28日(日)にわたり都内で「防災士」の講習と資格試験を受験しています。最近、大地震や豪雨災害等の震災の度に少しでも地域の防災・減災そして災害の際に少しでも役立ちたいという思いで防災士の資格を取ろうと決心しました。

第一日目は、先ずは“心肺蘇生とAEDの使い方”の講習で、如何に救える命を救うかという実習でした。地元で行える“災害図上演習”は、これまで私が経験したものとは違い、手法も変わりわかり易くなっています。自分の住んでいる地域の特徴、特に災害に関係する河川や地域の特徴、そして避難施設がどのように分布されてるかなどの基本的な事を学ぶ事が出来ました。

特に、勉強になったのは地震学専門の東京大学大学院名誉教授平田直先生の「地震・津波への備え」の講座でした。1月1日に発生した能登半島地震の発生要因や特徴などを過去の熊本地震と比較し、わかり易く説明してくれました。例えば、熊本地震のマグニチュードは7.3でしたが、能登地震は7.6です。わずか0.3の違いですが、地震のエネルギーは熊本地震の約3倍で、地震の広がりは熊本地震(150km)の約2倍だそうです。また、珠洲市では地震発生後約1分~2分で津波が押し寄せている事も特徴の一つです。

また、平田先生が「地震などの自然現象の力は防ぐことは出来ないが、普段の地域で行う防災訓練や良好なコミュニテイ、そして防災士や防災ボランテイアの努力によって減災し、犠牲者や負傷者を減らすことが出来る」という言葉が印象的でした。今日は、風水害への備えや耐震診断・補強などの講座が続き、最後に試験があります。本日もしっかりと勉強してきます。

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