活動日記

2024/04/06

裏金事件の処分

自民党の“裏金事件”で、地元埼玉県内の4人の衆議院議員が処分を受けましたが、その処分の軽さに怒りを感じます。そして、正に自民党のコップの中の処分劇です。

県内では安倍派の三ツ林裕巳氏(2954万円の裏金)は、1年間の役職停止。中根一幸氏(1860万円の裏金)は、6ケ月の役職停止。大塚拓氏(994万円の裏金)と柴山昌彦氏(896万円の裏金)の二人は戒告の処分です。

このように、3千万円近い不記載があっても「党の役職停止」で、それ以下は「戒告」では次の選挙で党公認のまま立候補できる見通しで、実効性のない処分で幕引きを図ろうとする自民党の姿勢に多くの県民や国民は納得がいくものではありません。また、4人の支持者の中には「今回の不記載は、確信犯的にやったことではなく、派閥の中の空気でやむを得ないことと理解している」と言っているとの話しを聞いて有権者にも問題の本質が分かっていない事に落胆します。

ところで、政治倫理審査会ではこの事件の真相である「誰がいつ、パーティー券のキックバックを指示したのか」という事が明らかになっていません。更に、この裏金事件は、「政治資金法違反」で国会議員が法律違反をしている事を忘れてはいけません。それを、裏金500万円以上の議員だけ処分をするという金額で処分を決めることも問題です。法律違反をしている訳ですから、自民党としては金額に関係なく全員が「除名」や「議員辞職」にするべきです。

埼玉県内の4人の衆議院議員に対する甘い処分で納得がいきませんし、これで幕引きを図られないよう引き続き監視していきます。国会議員だけが特別扱いされ、甘い処分で許されてはなりません。

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