何かと話題の多い静岡県の川勝平太知事。今回は川勝知事に仕えたに前副知事３人が退職金を全額受け取っていないことがわかりました。川勝知事は自身の退職金４０６０万円を２回受け取っているのに、３人の副知事には辞退を迫った疑いがあるとの報道に驚きました。普通このようなことは考えられません。もしこれが事実であれば、おそらく知事の職権乱用で全国で始めての事例になるでしょう。

川勝知事と言えば、リニアモーターカーの建設に関して水資源の保護や残土の処理問題で現在でも政府と対立しています。また、前回の参議院選挙の際に、相御殿場市出身相手候補に対し「御殿場市はコシヒカリしかない」と発言し、それが県議会で問題となり自民党が提出した辞職勧告決議案が可決されました。しかし、知事は辞職しないで給与と期末手当併せて約４４０万円を返上すると約束しましたが、それが実行されずにマスコミから批判を受けました。

引き続き、今回は副知事に対して退職金の辞退を強要したのではないかという職権乱用（越権行為）問題です。現職知事がこのような疑惑を持たれて議会と対立していては、県民の為の様々な政策が実現できないのではないかと思います。ましてや、退職金は県民の大切な税金です。規則に従って支払うべきものは支払う事も大事です。このように、辞退させる？という問題が生じれば、県民は税金が県民の為に正しく使われているのか？と疑問を持ちます。川勝知事は、この問題（疑惑）について議会でしっかりと説明する責任があります。併せて、議員には税金の使い道をチエックする責任がありますので今後の推移を見守ります。