活動日記

2023/08/01

高齢者夫婦熱中症

「80歳~90歳代の夫婦が寝室で死亡。窓は閉められ室内のエアコンは使用されていないで状態で熱中症が死因の可能性」との悲しいニュースに言葉も出ませんでした。先日知人との会話で「こんなに連日猛暑が続くと、高齢者が自宅でエアコンを使わないで熱中症で死亡する事故が起きそうだ」と話をしていたばかりでしたので、余計に悲しくなりました。このご夫婦は、訪問施設のディサービスを受けていて、連絡がないので職員が親族と室内を確認したところ、寝室でご夫婦とも倒れていたところを発見されたとの事です。

最近の電気代や食料品などの物価高は、特に年金生活の高齢者にとって苦しい生活が余儀なくされています。年金生活者の中でも、国民年金だけで生活している人にとっては日々の食費や電気代水道代金などの節約に苦労しているのが実態で、病院に行きたくても我慢しているのが実態です。例えば、国民年金(老齢基礎年金)は、保険金を積みたてた期間などで違いますが満額で1人月額約6.6万円で、そこから税金などが引かれると手取りは約5万円です。夫婦で約10万円で1ヶ月生活していかなければならず、あらゆる面で経費を節約していかなければならないのが実態です。

私たちは「若い時に一生懸命働けば、老後は年金でのんびりと暮らせる」と言われてきました。しかし、豊かな老後を送っている人もいますが、多くは国民年金だけで暮らしています。そして、その人たちの現実は、日々の生活費を切り詰めてようやく生活しています。今後は、食料品の値上げも更に予定されています。政府は、このような高齢者や障がいを持った人たちの生活を支援する事に税金を使って欲しいものです。また、このことは地方議会から国に対して“意見書”などで要望すべきだと考えます。

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