活動日記

2023/09/12

2歳児置き去り

子供が車に置き去りにされ“熱中症”で亡くなる事故が後を絶ちません。今回は、岡山県津山市で2歳の男の子を送っていった祖母が保育園に預ける予定だったことを忘れて、勤め先の車の中に9時間も放置されて死亡したものです。亡くなった目瀬陽翔ちゃん(2歳)のご冥福を心からお祈りいたします。

ところで、今回の死亡事件で祖母の柴田節子容疑者(53歳)が過失致死の疑いで逮捕され、車に長時間孫を放置した事が原因ですが、保育園の無断欠席の確認も不十分でした。以前、幼稚園の送迎バスに園児を置き去りにして園児が車中で亡くなる事件が起きた事をきっかけに、今年の3月には、全国の幼稚園や保育園の送迎バスには“置き去り防止装置”の設置が義務化されました。しかし、保護者が自分の車で送迎する場合は、子供の安全を確認する義務が保護者にありますので、表面的には保育園側に責任はありません。               そして、親が保育園に“今日は祖母が送っていく”という電話をしていれば防げたかもしれません。また、親と祖母との間で送迎後の電話やメールでのやり取りの決まりがあれば防げたのに、という思いです。

しかし、一方で保育園では登園した子供を一人一人確認するはずです。その際、連絡がなく欠席した園児に何故確認の電話をしなかったのか?という疑問が残ります。大事な子供を預かる保育園も万全の安全対策を取っているはずですが、このような基本的な事が出来ていない事に驚きました。もしかしたら、保育士の人数が足りず、朝のお迎え業務や準備で忙しくて手が回らなかったのかもしれません。今後は、園児の命を守る為に、保育園の保育士の人数も含めた安全対策を至急検討する事が必要です。今後は2度とこのようなミスで大事な子どもの命が失われることのない事を祈るばかりです。

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