活動日記

2024/02/17

4歳児の中毒死

東京・台東区の自宅で、4歳の娘に抗精神病薬などを摂取させ中毒死させたとして両親が逮捕された事件に衝撃が走りました。また、「両親が娘を毒殺?」とは普通では考えられません。

それにしても、普段我々が知る事が出来ない、抗精神病薬の「オランザピン」や化学物資の「エチレングリコール」を購入し子供に飲ませていたのではないか?というのですから、この両親は異常です。また、普段からこの二種類の薬品や猛毒の「トリカブト」などを検索し、人体への影響などを調べていたとの事ですから、犯行は計画的であったことも明らかです。

更に児童相談所が、児童虐待の疑いがありということで、一時避難などの対応をしていたとの事ですが、結果的に子供の“命”を守る事が出来ませんでした。

これまで児童虐待で子どもが命を落す事件が数多くありましたが、このような毒殺は初めてで異常な事件です。もちろん、両親がなぜ自分の子どもを毒殺すような状況になったのか警察による解明は必要です。しかし、何時も思う事は、祖父母や近所で児童虐待などの兆候を早く発見できないのか?という思いです。また、児童相談所では、一時保護をしていても、両親の求めに応じて子どもを戻して、悲劇を生む場合が多いことを考えるとその処置要領・仕組みを変える事が必要だと強く考えます。

改めて 子供は家族の宝で、慈しみ、大切に育てるのが親の役目だという思いを強く持ちました。今回の事件は親としての資格がないばかりか、人格のある大事な命を私物化して、「気に入らないから無かったことにしよう」という短絡的な犯行です。到底許されることではありません。同じ日に青森でも目を疑うような虐待死事件が起きました。実の子どもを虐待死させるようなことが二度と起きない社会にしなければいけないとつくづく思いますし、どうして防げなかったかと悔しい気持ちです。今は亡くなった子どもの冥福を祈るしかありませんが、やりきれない思いでいっぱいです。

このような悲惨な事件が二度と起きないよう自分ができる事を行っていこうという思いです。

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