活動日記

2021/01/31

刑事罰と行政罰

昨日も、特措法改正と感染症改正に関する多くのテレビ報道が行われていました。私も、感染症法の改正で新型コロナウイルスで感染した人が入院を拒否した場合と保健所の調査を拒否した場合に、前科のつく「懲役刑や罰金刑」を科することは行き過ぎだと思います。現在、与野党の協議で「懲役刑を削除し、罰金刑を過料に変更」をして、2月1には衆議院を通過する予定で準備が進められています。また、特措法の改正も、過料が減額されたようで国民が納得する金額だと思います。一方で、補償をする事も忘れてはいけません。

さて、この点は良かったのですが、国会議員の深夜での銀座のクラブでのはしご酒の事案は容認できません。昨日のテレビ報道でも、麻生大臣が派閥の松本純元国家公安委員長の行動を”極めて不適切でお詫びします“と謝罪した後の本人の態度は、あたかも他人事のようでした。また、公明党の遠山議員は、銀座での深夜までの飲酒に加えて、政治資金収支報告書にキャバクラの支払いもあった事に驚きました。私たち地方議員では絶対にありえない事です。政治資金の使い方が、国会議員は麻痺していると思われても仕方ありません。国民に外出自粛などの我慢をお願いしておきながら、自分たちは別だというおごりが国民の信頼を失っている事を自覚して欲しいものです。

1月30日(土)の新型コロナ感染症報告:①埼玉県の新規感染者数は、306人(29日:256人) ②重症者86人(昨日:86人)③自宅療養者数2688人(昨日:2903人) ④入院患者の病床使用率75.0%:入院者数959人(昨日:71.2%) ⑤重症者病床使用率61.4%(昨日:61.4%) ⑥死者9人(合計340人)です。そして、陽性率は5.7%でした。昨日は土曜日でも感染者の数が増えて300人台になりました。昨日の報道では、首都圏の新規感染者数が思うように減少しないために”緊急事態宣言”の延長を検討しているようです。ただし、緊急事態宣言が発令されている栃木県では、新規感染者数が100人台から20人台まで減少していますので、栃木県は解除する見込みだそうです。しかし、一昨日に県内で”英国型変異種ウイルス“の感染者が新たに4人も出ていますので、再び感染が拡大する恐れがあります。2月末から始まるワクチン接種に期待したいです。

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