昨日は、９月定例議会の初日で朝から議会運営委員会～本会議～常任委員会と続き、途中に議員研修会が行われ全て終わったのが夜８時ごろでした。今回の議会では、新型コロナウイルス感染拡大に対応した医療体制の整備、県内経済活動回復策などを盛り込んだ補正予算など１１の議案が審議されます。その中で、「６５歳以上の高齢者のインフルエンザワクチンの接種費用の無償化」の補正予算約２３億円を優先して審議し、昨日全会一致で可決しました。ところで、議員研修会は、元東京都副知事青山やすし氏による「自治体の危機管理対応と議会のあり方」についての講演が行われました。これまで、副知事として実務経験に基ずく話は説得力のある内容でした。特に、１９６１年に制定された「災害対策基本法」による街づくり、都民の生命財産を守る事を最優先に様々な災害対策をしてきた具体的な話は勉強になりました。また、コロナ禍で再確認された医療体制の弱点と対策などは、身近な問題として至急検討する課題である事を改めて認識しました。

さて、昨日の県内の新規感染者数は２１人でした。昨日の専門家会議では、７月末ごろから続いてきた減少傾向が鈍化しているとの分析結果が発表されました。県内の地域によっては下げ止まったり、増加に転じた入りしていて感染拡大の警戒を呼びかけました。確かに、新規感染者数自体は少なくなっていますが、１人の感染者が平均何人に移すかを示す「実行再生産数」は１近くに上昇してきています。引き続き注意が必要です。