7月11日の県内新規感染者は３５名で、合計の感染者数は１，４３１名と毎日感染者が増えています。現在は、重症の数は３名のままで増えていませんが、陽性率は7月１日の２．１％から９日の３．９％と確実に増えていますので、市中感染が広がり高齢者の感染が心配で細心の注意が必要です。
また、東京都では昨日も２０６名と３日連続して感染者数が２００名を超え、陽性率も０．８％から５．８％まで上昇しています。東京都に隣接する埼玉県の感染拡大が心配です。
また、世界に目を向ければ、米国ではトランプ大統領が感染防止よりも経済活動を優先している為に、１日の感染者が約６万人を超え、米国内感染者数が世界１位の３１８万人です。
また、ブラジルではボルソナ大統領が「コロナウイルスは風邪のようなもの！」と言いながら自ら感染し、感染者数は世界第２位の１８０万人も出ています。
さて、現在の日本の感染者数は約２万２千人ですが、政府が“経済最優先”の考えに基づき大きなイベントの再開や旅行を奨励していますので感染者が大幅に増加する恐れがあります。規制緩和が進めば感染が拡大する事は分かってきています。
当初、政府はPCR検査数を増やして経済活動を徐々に戻していく！という事でしたが、最近は明らかに経済最優先に考えを変えてきたと思います。
これは、来年のオリンピック再開を目指して経済団体や旅行業界からの政府への強い要望があるためだと思います。
　

　しかし、新型コロナの世界規模での感染拡大、そして国内での第二波の感染拡大が心配される中、原則通りPCR検査の実施～陽性者の隔離、病院の医療（受入れ）体制の強化などを最優先に行いながら経済活動を徐々に戻していくべきだと考えます。